アンチエイジングにはイソフラボンが効果あり?

大豆食品に多く含まれるイソフラボンは、健康上と美容上の両方の効果が見込まれる成分です。
そのため食品だけでなく、化粧品、日用品にも配合された製品が多く販売されています。
体の内外から期待できるイソフラボンの効果としてアンチエイジングがあります。

イソフラボンとは?

イソフラボンはマメ科の植物の胚芽部分に多く含まれている成分で、光合成により作り出されるフラボノイドの一種です。
イソフラボンは10種類以上が存在しますが、それらをすべてまとめてイソフラボンと呼びます。
イソフラボンは大豆をはじめ、葛、レッドクローバー、カンゾウなどに多く含まれています。

イソフラボンの特徴とアンチエイジング効果

イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに似た化学構造を持ち、植物エストロゲンと呼ばれています。
またイソフラボンは強い抗酸化作用を持っています。

植物エストロゲンとアンチエイジング

イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに似た働きがあります。
エストロゲンは卵胞ホルモンで肌に潤いを与え、美肌には欠かせないコラーゲンを増やします。

エストロゲンは美肌を保つための重要な役割を果たします。
エストロゲンが不足すると肌の水分が失われるため、シワやたるみの原因になり、肌の老化が始まります。
女性は更年期にさしかかる頃から閉経にかけて急激にエストロゲンが減少します。
しかしイソフラボンを摂取することにより、肌の老化を予防することが可能です。

抗酸化作用とアンチエイジング

イソフラボンが持つ抗酸化作用とは、体のあらゆる部分を錆びさせ、老化させる原因の活性酸素を除去する働きのことです。
元々、活性酸素は細菌や病原菌から体を守る大切な働きを担っています。
しかし増えすぎると有害物質になり、体のあらゆる部分を老化させてしまいます。

呼吸から取り入れた酸素の約2%が活性酸素になるほか、ストレス、喫煙、過度の飲酒、激しい運動、食品添加物、大気汚染、過剰な紫外線の照射などが活性酸素を増やします。

効果的にイソフラボンを摂取するために

アンチエイジング効果を得るために、効果的にイソフラボンを摂取するためには大豆食品を食べることが理想です。
豆腐、味噌、厚揚げ、油揚げ、おから、豆乳、湯葉、きな粉、納豆などを毎日の食事に取り入れます。

豆腐や油揚げ入りの味噌汁と納豆を食べることで、一日に必要なイソフラボンの目安摂取量をほぼ摂取することができます。
このことから、一日に一食でも大豆食品を含む和食を食べるとアンチエイジング効果を得ることが可能です。

和食を食べない方は、豆乳を飲むことでイソフラボンが摂取できます。
豆乳が苦手な方は、味がついている調製豆乳や豆乳飲料を選ぶと飲みやすいです。
無調整豆乳はスムージーやコーヒー、紅茶に入れると飲みやすくおすすめです。

サプリメントから摂取する場合

和食を食べず、豆乳も嫌いな方は、サプリメントからイソフラボンを摂取できます。
食品安全委員会では、サプリメントから摂取する場合、一日の摂取量の上限を30mgまでにするように奨励しています。
とはいえ、30mgを大幅に超えた量を長期間に渡り摂取しない限り、直ちに健康被害が起きるということではないとしています。

健康的にイソフラボンを摂取するにはまず食品から、それでも足りない場合はサプリメントから30mg/日以内で継続的に摂取するとよいでしょう。

化粧品からもアンチエイジング効果を

イソフラボンは化粧品やボディソープなどにも配合されているので、体の外からのアンチエイジング効果に利用できます。
イソフラボン配合の化粧品は保湿効果が高く、しわやたるみを防ぐのに効果的です。
体の内外からイソフラボンでアンチエイジング効果を得ましょう。
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