油揚げでイソフラボン摂取

イソフラボンは大豆製品に含まれています。
大豆製品の中でも油揚げは利用価値が多く、飽きのこない使いやすい食材です。
イソフラボンもしっかり摂れます。
日々の食事に油揚げをもっと取り入れてみませんか?

油揚げのイソフラボン含有量

イソフラボンは原料の大豆の種類や製造方法により、同じ食品でも含有量が違います。
そのため、いくつかの検体からの平均値として含有量が算出されます。
含有量は糖と分離した大豆イソフラボンアグリコンとしての計算で、3検体の油揚げ100gあたりに含まれるイソフラボンは28.8mgから53.4mg、平均すると39.2gのイソフラボンが含まれています。
油揚げ1枚の重さは約30gです。

イソフラボンの摂取量

イソフラボンの目安摂取量上限値は70mgから75mgまでとされています。
この数値はサプリメントからの上乗せ上限値30mgを含んだ数値なので、食品からの摂取の目安は日に40mgから45mg程度が適量だと考えられています。

イソフラボンはすべての大豆食品に含まれているので、和食を一日に一食でも食べると、色々な食品から少しずつイソフラボンを摂取することができます。
日に40mg程度の摂取量というのは、それほど大変な値ではありません。
油揚げと豆腐の味噌汁、納豆、ご飯というメニューで、目安摂取量上限値に近い量を摂取できます。

油揚げの上手な利用方法

油抜きはしっかりと

油揚げは油抜きをしてから使います。
油抜きの仕方は、ザルに入れた油揚げの両面に熱湯を回しかけるか、または沸騰したお湯に1分程度くぐらせます。
油抜きをすることにより、油揚げから油臭さを取り除き、カロリーダウンさせることができます。
面倒でもしっかりと油抜きをしてから使いましょう。

油揚げを使う定番料理

油揚げは次のような定番の家庭料理に使われます。

そば、うどんの具
味噌汁の具
いなり寿司
炊き込みご飯の具
煮物の具
おでんの具

油揚げと大豆製品を一緒に調理しイソフラボンを増やす

油揚げはほかの大豆食品と一緒に使用すると相性もよく、イソフラボンの量が増えるのでおすすめです。

大豆とひじき、みじん切りにした人参と千切りの油揚げを合わせてだし汁で煮ます。
みりん、砂糖、しょう油で味をつけ、汁気がほとんどなくなるまで煮詰めると出来上がりです。
お弁当のおかずにも使える、イソフラボンと食物繊維がたっぷりのヘルシーな副菜です。

油揚げの保存方法

油揚げは冷蔵庫で4、5日程度保存できますが、油が古くなると嫌な匂いがするため、冷凍保存がおすすめです。

冷凍する場合は、開封前だとそのまま冷凍できます。
長期保存したい場合はフリーザー用のバッグに入れ密閉し、冷凍庫に入れます。

油抜きをしてから水分を拭き取りフリーザーバッグに入れ冷凍すると、すぐに使用できるので便利です。
油抜きした後、適当な大きさに切って冷凍すると更に使いやすいです。
油抜きしてから冷凍したものは解凍する必要はなく、そのまま料理に使えます。
油抜きをしないで冷凍したものは、熱湯でさっと茹でてから使用します。

イソフラボンは更年期障害の軽減、骨量減少の抑制、乳がん、前立腺がんの予防、脂質異常の改善、そして美肌、美髪効果が期待される成分です。
便利な油揚げを利用し、イソフラボンを摂取しましょう。
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