大豆が苦手な人のイソフラボン摂取方法は?

イソフラボンを摂取するためには大豆、大豆製品を食べることが最も一般的です。
でも大豆が苦手な場合、どのようにしてイソフラボンを摂取すればよいのでしょうか。
大豆以外にイソフラボンを摂取する方法はあるのでしょうか。

イソフラボンとは?

イソフラボンはマメ科の植物に含まれているフラボノイドの一種です。
植物が害虫や紫外線などから身を守るための成分で、光合成により作り出されます。
イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと化学構造が似ているため、エストロゲンに似た働きが認められ、更年期障害の軽減、骨粗鬆症の予防、乳がん、前立腺がんの予防、脂質異常やII型糖尿病の改善に効果が期待できると考えられています。

大豆以外の食品からイソフラボンを摂取

大豆の匂いが少ない大豆加工食品を利用

大豆が苦手な方は大豆以外の食品からイソフラボンを摂取する方法があります。
大豆アレルギーではないけれど、大豆の味が苦手だという場合は、味噌汁、油揚げ、がんもどき、湯葉など、大豆臭さがあまり感じられない大豆加工食品を摂るようにしてみてはいかがでしょうか。

もやしや枝豆、小豆から摂取

大豆加工食品も苦手な場合は、もやしにイソフラボンが含まれているので、ナムルや野菜炒めなどにもやしを活用して食べる方法があります。
大豆が苦手でも枝豆なら食べられるという人もいます。
枝豆からもイソフラボンが摂取できます。
また和菓子に使われる小豆や葛からもイソフラボンは摂取できます。
おやつの洋菓子を、小豆や葛を使った和菓子に変えてみることも一案です。

調整豆乳を上手に利用

豆乳は調製豆乳を選ぶと大豆の味や匂いが少なく飲みやすいです。
フルーツや抹茶、ココアなどの味がついている調製豆乳なら、ジュース感覚で美味しく飲むことができます。
調製豆乳を使い、家庭でバナナやマンゴー、パイナップルなどのお好みの果物を入れスムージーを作って飲むのもおすすめです。
調製豆乳は加糖されているため、飲み過ぎないように注意します。
日にグラス1杯程度にしておきましょう。

サプリメントから摂取

上記の食品もすべて苦手という方は、サプリメントからの摂取を考えてみることをおすすめします。
サプリメントは大豆の味や匂いが全くしない製品が多くあります。
食品と同じなので、自分の飲みたい時に摂取できます。

サプリメントからイソフラボンを摂取する場合、一日の摂取量を30mg以内に抑える必要があります。
イソフラボンのサプリメントからの過剰摂取は、健康を害する可能性が指摘されています。
とはいえ30mgを大幅に超えた量を長期にわたり摂取するようなことがない限り、直ちに健康被害が起きるわけではないと食品安全委員会では説明しています。

日に30mg以内の摂取で、ある程度の期間、継続的にイソフラボンを摂取すると美容と健康上の効果が得られやすいでしょう。
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