イソフラボンは豆乳で摂るのが効果的?

イソフラボンは大豆食品に含まれています。
イソフラボンを最も手軽に簡単に摂取できる食品は豆乳ではないでしょうか。
調理の必要もなく、いつでも何処でも飲むことができるうえ、経済的でもあります。
豆乳の味が苦手な人には色々なフレーバーの調製豆乳や豆乳飲料も発売され、飲みやすいと評判です。

豆乳とイソフラボン

豆乳は水に浸した大豆を擦り潰したのち、水と一緒に煮て、その煮汁を漉したりまたは絞ったりした乳白色の液体のことです。

豆乳に含まれるイソフラボンの量

大豆の種類や加工方法により同じ豆乳でもイソフラボンの含有量には違いがあります。
食品安全委員会によると、豆乳3検体の100グラム中に含まれる平均のイソフラボンはアグリコンとして24.8ミリグラムです。

豆乳1パックはおよそ200グラムですので、1パック飲むと約50ミリグラムのイソフラボンが摂取できることになります。
イソフラボンの目安摂取量の上限値が75ミリグラム/日なので、豆乳1パックを飲めば、かなりの量のイソフラボンが摂取できます。

豆乳でイソフラボンを摂取する利点

イソフラボンの働き

豆乳に含まれるイソフラボンは植物エストロゲンとも呼ばれ、女性ホルモンに似た働きがあります。
更年期障害の諸症状の改善、骨密度の減少の予防、2型糖尿病の予防、脂質異常の改善、乳がんや前立腺がんの予防が期待されています。

豆乳に含まれる栄養成分

豆乳はイソフラボンのほかにも大豆サポニン、レシチン、ビタミンE、ビタミンBなどの栄養成分が含まれ、健康効果だけでなく美容上の効果も期待できます。

豆乳は高血圧を予防するカリウム、カルシウムの働きと深く関係するマグネシウムなどのミネラルを含みます。

豆乳にはオリゴ糖が含まれています。
オリゴ糖は腸内環境を整え、便秘を解消する働きのあるビフィズス菌を増やす働きがあります。

料理に利用できる豆乳

豆乳は温めても冷やしても、イソフラボンやそのほかの栄養成分に影響を与えることはありません。
調製豆乳は添加物がなく濃厚な大豆そのもので、匂いや味が苦手な人もいます。
その場合はそのまま飲まずに料理に使用することをおすすめします。

妊娠中や子供でも飲める豆乳

妊娠中や授乳中、15歳未満の子供はイソフラボンのサプリメントは摂取できません。
しかし豆乳は問題なく摂取することができます。
ただしアレルギーのある場合は注意が必要です。

豆乳が苦手な人向きの利用方法

豆乳の味が苦手な人は、豆乳とお好みの冷凍フルーツ、はちみつを使い、スムージーを作りましょう。
スムージーにすると豆乳の独特の匂いや味が緩和され、抵抗なく飲めます。

豆乳を牛乳の代わりに使い、クリームシチュー、グラタン、クリームコロッケなどを作ります。
煮込み料理に使うと豆乳の味は気にならず、誰でも美味しく食べることができます。

豆乳でゼリーやババロア、プリンなどのスイーツを作ります。
子供のおやつにも適したデザートが作れます。

料理する暇がないとうい人は、コーヒーや紅茶用クリームの代わりに豆乳を使ってみてはいかがでしょうか。
毎日、コーヒー、紅茶を飲む人にとっては継続的にイソフラボンが摂取できる、特におすすめの豆乳の利用方法です。

豆乳を飲みイソフラボンの効果を実感しよう

大豆食品を含む和食をあまり食べないという人でも、豆乳ならいつでも簡単に飲むことができます。
調製豆乳や豆乳飲料は砂糖などが添加され、色々なフレーバーがあり口当たりもよく飲みやすいです。

とても簡単にイソフラボンが摂取できる豆乳の良さを見直してみませんか?
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