イソフラボン錠剤サプリのメリット、デメリット

イソフラボンは食品から摂取することが理想ですが、大豆製品が苦手、和食を食べないという人はサプリメントからの摂取を考えるのもひとつの方法です。
サプリメントは色々な商品が出回っています。
その中のひとつ、錠剤のサプリメントのメリットとデメリットについてまとめてみました。

錠剤サプリのメリット

吸収の早いアグリコン型サプリも

イソフラボンは糖と結びついた配糖体として存在しています。
食品から摂取すると、腸内細菌や酵素の力で糖と分離したアグリコン型に変化し、その後、腸管で吸収されます。
アグリコン型イソフラボンは、味噌やしょう油などの発酵食品に含まれていますが、それ以外の大豆食品に含まれるイソフラボンは配糖体がほとんどです。

イソフラボンの錠剤サプリメントの中にはアグリコン型イソフラボンを配合している商品があり、配糖体に比べ素早く体内で吸収されるメリットがあります。

大豆の味、匂いが気にならない

イソフラボンの錠剤サプリメントは大豆特有の匂いや味がほとんどしないタイプが多く、大豆嫌いの人でも抵抗なく飲めます。

持ち運びに便利で調理の手間要らず

これはどんな錠剤タイプのサプリメントにもあてはまることですが、持ち運びに便利で、どこでも水さえあれば簡単に摂取ができるメリットがあります。
朝忙しくて、大豆を含む朝食を食べる時間がなかった人でも、職場で錠剤サプリメントを飲むことでイソフラボンを摂取できます。
サプリメントは薬でなく食品扱いなので、いつ飲まなければいけないという規則はなく、いつでも好きな時に摂取することができます。

長期保存ができ保存方法も簡単

錠剤タイプのサプリメントはある程度の長期保存ができます。
高温多湿を避けた直射日光のあたらない場所に保管します。
大豆食品の中には豆腐など保存期間が短く、早めに使い切らなければならないものがありますが、サプリメントはそのような心配は不要です。

錠剤サプリのデメリット

過剰摂取になりやすい

錠剤サプリは濃縮されたものがあり、気をつけないと過剰摂取してしまうことがあります。
サプリメントの一日の摂取上限量は30mgとされています。
サプリメントの注意書きをよく読み、30mg以内の摂取量を守るように注意する必要があります。
ただし、食品安全委員会では、摂取上限量を大幅に超えた量を長期間にわたり摂取し続けない限り、直ちに健康被害が起きるということではないと説明しています。

安全性を確かめられない商品も

サプリメントは複数のメーカーから販売されています。
中には原料の原産国の表示がなく、出所のはっきりとしない商品もあります。
またすべての原料が明記されていず、何が配合されているのかわからないということがあります。

このため安全なサプリメントを買うためには、信頼のおける大手メーカーの商品か、あるいは原料の原産国、内容が明記されている商品を選ぶようにします。
あまりにも価格の安いものは避けた方が無難です。

通販を利用する場合は商品の口コミやレビューを参考にすると良いでしょう。
店頭で買う場合は、薬剤師や専門の方がいれば、どの商品がおすすめか聞いてみましょう。

サプリメントを飲めない人

妊娠中、授乳中、15歳未満の子供、ホルモン療法を受けている人はイソフラボンのサプリメントの摂取は控えるようにと厚生労働省で指導しています。
サプリメントを飲めない人は食品から摂取するようにしましょう。
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