イソフラボンでイライラが改善

ストレスが溜まりがちな現代社会に暮らすとイライラはつきもの。
軽度のものから治療が必要なものまで、イライラの程度はさまざまです。
イライラ改善はまず原因を探り、それに見合った対処が必要です。
ホルモンバランスの崩れからくるイライラの軽減にはイソフラボンが役に立ちます。

イソフラボンがイライラ改善に役立つ理由

イソフラボンは植物エストロゲン

イソフラボンはマメ科の植物に含まれている化合物群で、フラボノイドの一種です。
その化学構造が女性ホルモンのエストロゲンによく似ているところから、エストロゲン様の働きがあり、植物エストロゲンとも呼ばれます。

ホルモンバランスを整えるイソフラボン

イソフラボンのエストロゲン様作用は、更年期障害の諸症状の改善に有効だと考えられています。

更年期障害は一般に40歳代後半から50歳代半ば頃にかけ、エストロゲンが不足することが原因で起こります。
エストロゲンが不足するとホルモンのバランスが崩れ、自律神経が不安定になるため肩こり、腰痛、異常な発汗、ほてり、不眠、そしてイライラなど精神面でも不安定な症状が出ます。

植物エストロゲンのイソフラボンを継続的に摂取することにより、ホルモンのバランスの乱れが調整され、自律神経が安定してきます。
その結果、更年期障害の諸症状が少しずつ軽減され、イライラも改善すると考えられています。

イソフラボンの抗酸化作用

人はイライラするとストレスが溜まり、体内に有毒な活性酸素を発生させます。
活性酸素は増えすぎると体の細胞、血管、皮膚などのあらゆる部分を老化させ、免疫力を低下させるため、生活習慣病などを引き起こす原因であるとされています。
細胞や血管が老化すると血液の循環が悪くなるため、更にストレスが溜まり活性酸素を増やすという悪循環に陥ります。

イソフラボンは強い抗酸化作用を持ち、体内で増えすぎた活性酸素を除去する働きがあります。
そして脳を含む体中の血行を改善し、イライラを静めるように働きかけます。

イソフラボンを大豆食品から摂取

イライラ改善の手助けになるイソフラボンは大豆食品に含まれます。
特に味噌に含まれるイソフラボンは吸収の早いアグリコン型イソフラボンなので日に一杯は味噌汁を飲むと良いといわれています。

豆腐や油揚げを味噌汁の具に使えばイソフラボンの量を増やすこともできます。
味噌汁を飲み、納豆1パックを食べると、イソフラボンの一日に必要な大体の目安量を摂ることができます。

味噌汁を飲めない人は豆乳がおすすめです。
豆乳は無調整、調整、豆乳飲料などがあり、お好みのタイプを選んで飲むとイソフラボンが摂取できます。
豆乳の味が苦手な人は、シチューなどの煮込み料理に利用すると食べやすくおすすめです。

サプリメントから摂取する場合

大豆食品を食べない人はサプリメントから摂取してみても良いでしょう。
食品安全委員会ではサプリメントから摂取する場合は一日の摂取量上限を30mgとするように奨励しています。
イソフラボンは食品からの過剰摂取を心配する必要はありませんが、サプリメントは過剰摂取しないように注意が必要です。

イソフラボンは継続して摂取すると効果的だといわれています。
日々の食事に大豆食品を積極的に取り入れ、イライラの改善に役立てましょう。
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