青魚とイソフラボンの同時摂取のメリット

大豆などの豆類に多く含まれているイソフラボンは青魚と一緒に摂取すると相乗効果が得られ、単独で摂取するよりも高いメリットがあるといわれています。
青魚とイソフラボンの同時摂取のメリットとはどういったものでしょうか?

イソフラボンの効果

植物エストロゲンとしての働き

イソフラボンは大豆などの豆類に含まれているフラボノイドの一種で、大豆では胚芽部分に多く含まれています。
イソフラボンは植物エストロゲンと呼ばれ、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きがあります。
実験では更年期障害ののぼせなどの症状の緩和や骨密度の減少の防止、骨粗鬆症の予防などに有効だとする結果がでています。

抗酸化作用の働き

イソフラボンは抗酸化作用があります。
抗酸化作用とは、体内で発生する増えすぎた活性酸素を除去し、細胞の老化を防ぎ、さまざまな病気を予防する働きです。

イソフラボンの抗酸化作用はll型糖尿病や、脂質の代謝の改善などの生活習慣病の予防に有効性が認められています。

青魚の効果

青魚とは?

青魚とは背中の青い魚の総称で、サンマ、サバ、アジ、イワシ、ニシン、マグロなどがあります。

DHAとEPAの働き

DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は魚の成長に不可欠な必須脂肪酸で、特に青魚に多く含まれています。
厚生労働省はDHAとEPAを1日に1g以上摂取することを推奨しています。
これは1日にサバ一切れ、またはサンマ1尾、またはアジ1尾に相当します。

DHA、EPAは血中の悪玉コレステロール値や中性脂肪値を下げ、血行を促進し、心臓病、動脈硬化、脳卒中などの生活習慣病を予防する効果が認められています。

青魚とイソフラボンの相乗効果

青魚とイソフラボンは上記のように、どちらも生活習慣病の予防と改善に有効に働きます。
従って、このふたつを同時に摂取することにより、それぞれ単独で摂取するより、より強い効果を得ることができます。

相乗効果を得るおすすめは和食

1日に1食は青魚一切れ、豆腐入りの味噌汁、納豆といった和食の献立を取り入れるとよいでしょう。
このような和食の内容だと、イソフラボンも1日の目安摂取量の上限値に近い量を摂取することができます。

美容上の効果も

イソフラボンの持つ抗酸化作用は老化防止、アンチエイジングに働き、肌の健康を保つ美容上の利点が期待できます。
DHA、EPAは肌の乾燥を防ぎ、潤いのある肌を保つ働きがあり、アトピー性皮膚炎の改善にも有効です。
健康上の効果だけでなく、美容上の相乗効果も期待できる青魚とイソフラボンは、是非、同時摂取をおすすめしたい組み合せです。
Articleおすすめの記事
トップに戻る